注文住宅の天然無垢材の強度
注文住宅に使用されている天然無垢材は、自然素材だからこその強度を実感できます。天然の木なので、乾燥することで自然に割れたり狂いが発生することがあります。割れたり狂いが発生するというとマイナスのイメージで捉えられてしまうかもしれませんが、自然乾燥によるヒビワレによって強度が増すこともあります。注文住宅を建築するときの建材は、しっかりと乾燥されています。
割れや狂いが少ない木材を建材に使用していますので、安心して暮らせます。注目したいのは柱と梁です。特別に太い柱や梁を施工する場合は、木の芯のある建材を使用します。芯があるので、芯を中心にして、割れと狂いが発生します。
芯そのものは真っ直ぐなので、設計デザインの点でも問題ありません。注文住宅が完成してから年月が経過して、築年数が十年を超えてから割れが出ることもあります。実は芯のある太い建材は、割れや狂いが生じることで、接合部分が強固なものになり、外れにくく取れにくい構造体に変化していきます。天然無垢材は建材になったとはいえ、生きている自然素材と言っても良いでしょう。
天然の性質で湿度を吸収したり放出したりします。湿度調整機能として住まいの中で効果があり、常に最適で快適な湿度環境に室内が整えられます。築年数が経過して、自然に割れて狂いが生じることによって、接合部分は強固なものになりますので、築年数の経過が資産価値を失わせるのとは対照的です。天然無垢材で、芯のある太い建材で柱と梁を施工した注文住宅は、構造体に関しては年数を重ねることで強度が増すこともあるのだと覚えておきましょう。
部品と壁材などは経年劣化しますので、適切なタイミングでリフォームを行いましょう。